影牢
〜刻命館 真章〜 プレイステーション ACG 1998年 TECMO |
〜ストーリー〜 |
人間と、人間に良く似た「刻人」(トキビト)と呼ばれる種族が共存している世界。 その血が青い為、その肌もまた青い事を除いては、刻人の容姿は人間と変わらない。 しかし刻人は、寿命で死ぬ事の無い種族であった。この為に、刻人は人間よりも高い文明を持ち、 人間を支配していた。 鬱蒼とした森の中に、その館はある。今、その館には人間を倒すという使命を受けた一人の少女がいる。 少女の名はミレニア。 彼女は人間である。にも関わらず人間を倒すことを使命だと思っているのは、育ての親、ヨカルの教育に よるものだ。『人間は、存在そのものが悪。』 ミレニアはそう信じている。 それに、人間を倒せば永遠の寿命を持つ刻人になれるのだ…。 母ヨカルに教わった人間を倒す手段はトラップだけだが、うまくやる自信はあった。 |
〜ちょこっとゲームリプレイ〜 |
ある村での平和な収穫祭でのこと、ピエロの大道芸に見とれる一人の少女がいた。そして、忽然と姿を消した…… ……10年後、永遠の寿命を持つ刻人(トキビト)の王、エクリプスは神官ヨカルにマリオネットプロジェクトの実行を命じた! まずはメニュー画面で、自分(ミレニア)の戦場となるマップに目を通しておこう…そして、ワナも把握しておこう…… そして、ターゲットとなる、人間(ニンゲン)の情報も目を通しておいた方が無難だろう… まずは近隣の村人で小手調べ、神官ヨカルが呼び出した村人ダールが館を訪れた… まだ人間を殺した事がないミレニアは、ヨカルにダールを殺すよう命じられる。 正面玄関へ向かうミレニア、そして獲物と出会う…。ミレニアをメイドと勘違いしたのか「刻人様を呼んでいただけますか?」 何も不審に感じないダールは、ミレニアにそう問いかける。しかしミレニアは着々とトラップの準備をする トラップの準備完了! 発動可能となったトラップは妖しく光りだす…。そしてトラップ発動! 「な!なにが、おきたんだ…」 巨大な石に押しつぶされたダールは、自分の血だまりの中で簡単に絶命する… 後半面は複数の敵が登場するが、ステージ1はダールだけなので全員殺害ボーナス(パーフェクトジェノサイド)となる。 その後、館から帰らない夫を心配したダールの妻が、傭兵(スラッシュ)に夫の探索を依頼するデモが流れる……そして… |
〜思い出〜 |
>館に侵入する人間を罠にかけて殺すアクションゲーム……理由は考えない、いや、考えてはいけない……… >そして、永遠の寿命を持つ「刻人」の謎とは…?そしてあなたの取るべき行動は……?? 館に侵入してくる人間達を狩るアクションゲーム。 ちなみにマイナーではありますが、“刻命館”というゲームの続編にあたります。 前作は、獲物(人間)については生きたまま捕獲でき、実験生物(モンスター)の材料にしたり、足りなければ人間狩り(笑)に出かけたり、自分の恋人をモンスターに改造したり、結構倫理的に危ない(笑)ゲームでした。 さすがに続編の本作は、そのような事は出来なくなっており、獲物(人間)を如何にして連続技で殺す(笑)というゲームに変更されてしまいました。 ちなみに前作からプレイしていたのですが、そのような変更点が「ちょっと残念(くすん)」とか思う筆者は、もしかしたら残酷なのかもしれません(苦笑) さて、筆者がなぜこのゲームが前作よりもお気に入りかというと、(記憶を失っている背景があるせいか) 主人公のミレニアに感情移入できるからです(主人公が、可愛い女の子というせいもあるかも(笑)) 最初は「刻人」に命ぜられるまま、「人間狩り」をするあなた。だが、少しずつ自分の行動に疑問を感じるようになります。 そして明らかになる事実、そのときあなたはどう行動するのか? そしてミレニアは館に侵入したスラッシュと遭遇する。ダールの行方を問うスラッシュに、平然と自分が殺した事を告げるミレニア。 「なぜ、殺したんだ!?」そうミレニアに問いかけるスラッシュ。さて、ミレニアの答えは……???? あなたの答えで、展開は変わっていく…… 人間の娘としてあなたを認め「人間狩り」を止めさせようとする、獲物であるニンゲンと感情を通じ合うのか? 自分を慈しみ育ててくれた、親ともいえる「刻人」に従い、「人間狩り」を続けるのか? そしてあなたの決断は?? ……ちなみに、全部のエンディングを見るために5回もクリアしたゲームというのは、久しぶりでした。 |
02/08/11 |
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