クロックタワー

AVG WIN HUMAN 1997年



〜ストーリー〜

 北欧の山間にひっそりとたたずむ屋敷があった。
主人の名はバロウズ、屋敷には高くそびえる時計塔があり、
土地の人々は、その鐘の音を合図に放牧を行ったものである。
そしていつしか、土地の人々はこう呼び慣らしていた。

 
CLOCK TOWER ・・・時計塔屋敷と・・・。

 しかし、ある日突然と時計塔の音は途絶えてしまう。
まるで時を無くしてしまったかのように。

1995年
                .

 とある孤児院に、ひときわ目を引く美少女を見いだすことができた。
名は、ジェニファー・・・・・・・・。
5才のときに父親は失踪、その後母親とも死に別れ、
孤児院に引き取られていたのである。

 ある日、彼女と友人3人の養育先が見つかったという知らせが入る。
そして彼女は教師メアリーの引率のもと3人の友人とともに、
その養育先へと向かった。

 そこが
CLOCK TOWER と呼ばれる屋敷とも知らずに・・・・・・。

〜ちょこっとゲームリプレイ〜 


ある秋、ジェニファーは、同じく孤児のロッテ、ローラ、アン、そして引率するメアリー先生とバロウズ邸へ向かった。
これからの生活に夢を膨らませるジェニファーとみんな。バロウズ邸に到着したのは、もう日も暮れようとするときだった・・・


入った館(バロウズ邸)は、とても大きなお屋敷。みんなではしゃぎながら、おしゃべりを続けるが・・・
あいさつをするため奥へ向かったメアリー先生が帰ってこない・・・。みんなを代表して、ジェニファーが様子を見に行くことに・・・


先生と同じ扉から館の奥に進むと、背後から悲鳴が! あわてて大広間に戻るジェニファー、部屋は真っ暗で人の気配は無い。
「ちょっと、イタズラは止めてよ!」呼びかけるジェニファー、しかし返事は無い。明かりをつけても、みんなの姿は無かった・・・


すでに外は暗闇、しかたなく館を奥に進んでいくと、建物の傷みがかなり激しい事がわかる。そして、人気はまったく無い・・・
・・・・・・!、あるドアの前で水音が・・・、意を決して入るとそこはバスルーム、湯気で周りがよく見えず・・・電灯もつかない・・・


浴室に入り、シャワーカーテンを開けるとそこには・・・先ほどまで一緒にいたローラが、変わり果てた姿に・・・
そして、ローラの穴だらけの体から流れ落ちる、血だまりの浴槽から・・・殺人鬼シザーマン登場!!!


殺人鬼シザーマンは、なぶり殺しにしたローラに続き、更にジェニファーをも狙う!! に・・・逃げろっ!!!
先ほどの部屋に駆け込むジェニファー、そうだ!、ベットの下に隠れることができれば・・・・・・


部屋に入ってきたシザーマン、しばらくあたりを見回していたが、突然オウムが「near!! , near!!」(そこだよ!、そこだよ!!)
ベットにハサミを突き刺すシザーマン! 運良くジェニファーに刺さらずに済んだが・・・まだ危機は続く!!!


ジェニファーの体力もレッドゲージ(危険状態)、ついに行き止まりの車庫に追い詰められてしまった!、絶対絶命!!
シザーマンが部屋に入ってくる前に、はしごを登った後に倒して、棚の上に隠れる・・・、助かった・・・・・・、・・・・・・・・・!、!!!!

〜思い出〜

> 黒髪の美少女ジェニファー、3人の仲間と共に孤児院から引き取られた先は、殺人鬼の館だった!
> 巨大なハサミを手に、友人を残虐に殺していく殺人鬼、シザーマン!
> ジェニファーは生き残りの友人を探しつつ、館から必死の脱出を試みるのだが・・・

 今回は、プレイステーション用でリリースされた続編『クロックタワー2』がヒットとなったため、続編が発売された後に、プレイステーション用やウィンドウズ用などに原作のスーパーファミコン版が移植された、『クロックタワー』をご案内させていただきます。

 筆者もシリーズの本作と、続編の『クロックタワー2』は大好きです。(『クロックタワー3』は画像がリアルすぎて怖いのと、外伝の『ゴーストヘッド』は謎解きが難解すぎて苦手です)
 どのくらい好きかというと、スーパーファミコンで発売された本作品も所有しているにもかかわらず、遅れて発売されるウィンドウズ用はムービーなどが追加されたディレクターズカット版という宣伝があったので、ウィンドウズ用も購入してしまったくらいです。

 冷静になって考えると、マニアというよりはただのオバカさんなのですが、多くの某メーカーのようにヒット作をちょこっといじくって(ヒット作に『ダッシュ』や『完全版』や『パワーアップキット』等つけて)、ユーザーに再び売りつけるくらい、商魂たくましくないとメーカーも生き残っていけないんでしょうね。ちなみに、この作品の製作元であるヒューマンは倒産してしまいました・・・(南無)

 ゲームシステムは簡単、非武装の主人公(ジェニファー)を操作して、殺人鬼(シザーマン)から逃げ回りつつ、屋敷から脱出(?)するゲームです。
お金を払ってまで怖い思いをしたくない』というゲーマーもいらっしゃるかと思います、それはごもっとも(苦笑)
 でも、ゲームの基本は敵から逃げ回る敵と接触するとミスとなるだと思いますので、コミカルなキャラクターを人間に置き換えるだけで、『ホラーゲーム』となってしまった本作品、まさにアイデア(世界観)設定の勝利と言えるのではないのでしょうか。


 さて、筆者がこのゲームで一番トラウマとなってしまったのが『ジェニファー(14才女の子)が悪者に捕まり、発狂した中年男が閉じ込められている牢屋に放り込まれる』というシチュエーションです。

ちなみに、牢屋に放り込まれた時点で、コンテニューポイントとして強制セーブされてしまいます・・・!!


>殺人鬼から屋敷の中を逃げ回るうちに、喉の渇きを覚えたジェニファーは、屋敷にあった飲み物を飲んでしまう・・・
>意識を失ったジェニファー、目覚めるとそこは牢屋の中・・・同じく閉じ込められている男はジェニファーに手招きをするが・・・


 プレイしたゲーマーにはご存知のとおり、状態によっては死亡確定の状況です。
いくらコンテニューしても、ひたすら悲惨な展開が待っています(汗)

救済なしのハマリ+強制セーブ、という状況について、
もの凄く久しぶりに体験させていただきました(涙目)
(80年代のアドベンチャーゲームでは日常茶飯事でしたけど・・・(追憶))


 さて、なぜ今さら『クロックタワー』かと申ししますと、なんと、今年(2010年)にハリウッド映画として公開予定なんですね〜(驚)

『クロックタワー2』がベースのようなのですが、ポスターなど見ると、少し不安を感じます(苦笑)
本作品『クロックタワー』を製作したヒューマンは倒産してしましましたが、死してなお良い作品は甦る・・・、

・・・・・・!!やるじゃん、さすが
不死身のシザーマン(笑)!!

10/01/03

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