蒼穹紅蓮隊

STG サターン 1997年 RAIZING



〜ストーリー〜

 弊社「(株)尽星」は、各種衛星打ち上げの業務を担って日夜成長し続けている世界有数の優良企業です。
 創立当初は宇宙開発事業団の協力企業として各種業務を行ってまいりましたが、そののち社内経営の合理化、効率的な機器運用などの徹底により、宇宙開発関連事業を営む会社として異例の速さで一部上場を成し遂げました。
 弊社はその後も航空会社事業・実験機器製造業・電子部品開発製造事業などあらゆる分野への進出を果たし、20余年の輝ける実績を残してまいりました。
 この急成長の推進力は、弊社会長ミアマの献身的な企業努力、そして創造力あふれる未来世界の理想追求といった、他の企業にはない希望ある経営手腕によるところにございます。

 弊社往還機業務のパイロット出身という現場主義の企業理念は、私たち従業員の誇りであると同時に、輝ける未来を創造するために必要不可欠な姿勢と方向を指針する頼れる人材とし世界が注目しております。現在その権力こそ後継者に譲り、会長としての職務に従事しておりますが、ときには自らも往還機を操縦し地上と軌道上を往来するなど、精力的にその業務を全うしております。


 今回皆さんに所属していただく「蒼穹紅蓮隊」とは、弊社の私設自衛隊「PDF」の通称でございます。紅蓮隊といった俗称で呼ばれておりますが、その業務内容はお得意様からの要請業務の代行という弊社業務の第一線で活躍していただける部署でございます。

 テクノロジーを駆使した最新鋭戦闘機のパイロットとして、弊社業務の重要な一端を担っていただけますよう、心よりお待ち申し上げております。
                                     (株)尽星入社案内より抜粋
 
俺たち危険代行部隊。敵迎撃が会社の業務さ!  

〜ちょこっとゲームリプレイ〜 


ゲームスタート!3種類の自機から選択し、緊急発進せよ! クリアを狙うなら「屠竜」が使いやすいかな?
移植のサターン版では作戦詳細も見ることができる。 この設定資料には世界観へのこだわりを感じるぞ!


緊急発進し敵大型爆装機「黒瞥」を撃破せよ! こういった名作STG「1943」のような雰囲気は好きです。
自機の通常ショットが当たらない敵機には、オプション兵器で攻撃! まとめて倒して高得点だ!!


1面は楽勝、2面から難易度が高くなるぞ! 次は衛星軌道上で攻撃衛星「深閃」を撃破せよ!
点を稼ぐためにオプション兵器を使うと通常ショットが撃てない! 敵の誘導ミサイルに注意しろ!!


地球上空で作戦目標の「深閃」を撃破! そのステージに設置された敵の破壊率によってボーナスが変わるぞ!
全機破壊で500000点のボーナスだがランクは上がる。クリア優先ならば何機か逃がしたほうが…(弱気)


次の作戦目標は、大型地上戦車「呑竜」! 筆者がゲーム中で1番苦手なボスキャラであります!!
「呑竜」さえいなかったらノーミスクリアは可能なんだけどなぁ…、衛星軌道上から降下せよ!健闘を祈る!!

〜思い出〜

>元はゲームセンターのセガ基板STV用にリリースされた作品が、サターン用に移植!
>発売当時、ゲームセンターへの入荷が、同タイプの秀作シューティングゲーム“レイストーム”(タイトー)と
>重なってしまったため、筆者の周囲ではあまりヒットしなかった作品。
>後年、プレイステーション用に移植したのは倒産してしまった“データイースト”で、あまり本数がリリース
>されずシェアが大きいプレステ用よりも、なぜかサターン版の方が多く出回っている作品であります(笑)

 最近思ったこと。
「なんか面白いシューティングがプレイしたいぜっ!!」(吼)
というわけで、ゲームショップへ行きました。ですが、新品のタイトルを見てもあまり面白そうなシューティングはありません。

 そこで自宅へ帰り、離れの倉庫に潜り込み、久しぶりに引っ張り出したサターン、そして“蒼穹紅蓮隊”
そして、数週間ほど毎日々々、蒼穹紅蓮隊をプレイしておりました。

 筆者が蒼穹紅蓮隊を好きな理由としては色々あります。筆者に合った難易度でもあるし、ミスをしても“グラディウス”のように後に響かないゲーム性もあります。

 そのゲーム性で特筆すべきは“ボンバーが使いやすい”ところです。
というのは、自機がパワーアップするほどアイテムの出現率が下がるのですが、逆に自機をパワーアップさせなければアイテムがヒョコヒョコ出現します。よって、苦手なボスキャラまではパワーアップせず、溜め込んでおいたボンバーでゴリ押し出来たりとか、各々のプレイヤーによって攻略の違いが出てくるゲーム性だと思います。
 また、点を稼ぐためにはボンバーを使ってはいけないため、筆者のような1コインクリア優先ゲーマーよりもディープな、スコアアタッカーにも熱いゲーム性だと思います!

 まぁ、あんまりマニアな事を書いても1コインクリアを目指した人しか共感できないと思いますので(笑)話を戻しますが、その中で筆者が一番好きなのは“BGMが素晴らしい”事です。
 自分は作曲者にあまり興味はなかったのですが、本作品が“タクティクスオウガ”“レイディアントシルバーガン”と同じ作曲者と分かり、かな〜りびっくりしました。いやー、作曲者のファンになっちゃいそうですねぇ(笑)


>ゲームをクリアした後は他のゲームサウンドも視聴できます
>ここまでサービス精神が旺盛なソフトも珍しいですねぇ〜(笑)

 シューティングというと「コンテニュークリアしてしまえば終わり」というゲーマーは多いと思います。でも、1コインクリアをするために、攻略する楽しさに触れることができれば、ゲームへの新たな魅力を感じることができるのではないでしょうか?

 筆者は、本作品には間違いなく“攻略する楽しみ”があるシューティングゲームだと思います。
騙されたと思って、チャンスがあればプレイしてみてはいかがでしょうか?
 ちなみに、
騙されたなどの苦情は一切受け付けません(爆)


 さて恒例の、気が向いたときに書く脱線話です(笑)

 ふと思ったのですが、最近、ジョイスティックであまりゲームをプレイしていません。というのは、ゲームセンターにあまり行かなくなってしまった原因もありますが、家でジョイスティックを使ってゲームをプレイしていると、家族から「ガチャガチャ音がうるさい!」と苦情が出るからであります。

 小学生になる前からゲームセンターで遊んでいた筆者は、微妙な動きを必要とする場合、パッドよりはレバー式のジョイスティックの方が操作しやすいのですが、ジョイスティックは平らな場所が必要なのと、ガチャガチャ騒音が回避できないことから、自宅ではあまり向いていないようです。
 家で力いっぱいジョイスティックを使うには、一人暮しになるか、ゲーム専用部屋が無いとダメらしいですねぇ(泣)

 最近は気持ち良くゲームをプレイするのも一苦労です(苦笑)

04/09/10

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