ハイパーデュエル

STG AC テクノソフト 1993年



〜ストーリー〜

 月基地最下層より、統合宇宙軍の手で発見された“機械群”
・・・異文明より創造されたそれらは、人類の手により新型戦闘体として改良された。
これらの兵器は、その高い殲滅能力から
「バスターギア」という総称で呼ばれた。

 それから1年間、この試作機「バスターギア」のテストは幾度となく繰り返された。
そして、最終実験を目前に、試作機の開発に参加していた科学者の一人と、
数人のテロリストの手により0号機は強奪。
 その姿を消してしまう・・・

 莫大な力を秘めた新型戦闘体を奪還すべく
3機の「バスターギア」が飛び立った。

〜ちょこっとゲームリプレイ〜 


緊急発進、3種類から機体を選択せよ! 初プレイでは、真中か左がお勧め、右端の博士は色モノキャラのような気が(笑)
ゲームスタート! ファイター(戦闘機)形態は自機のスピードが速いぞ!逆にショットは弱め。 


アーマー形態では自機のスピードが遅い!でも逆にショットは強いぞ! ちなみに筆者のプレイスタイルは、アーマー形態中心です。
1ボス登場! 左上で粘って簡単に撃破だ!!


ステージ2では地形があるぞ、ファイター(戦闘機)形態では地形に接触でアウト! でもアーマー形態なら地形に接触してもOKだ!
2ボス登場! 速攻撃破する方法は(多分)無いので凡ミスしないように落ち着いて攻撃! ただし、ボスのレーザーには要注意だ!!


ステージ3は地上戦(?)! ザコ敵は出現直後に破壊するようにすれば、あまり弾を撃たないので、パターンを覚えることが重要だ!
3ボス登場! なんだか某モビルスーツに似ているぞ! 地上兵器なんかに負けるな!!(笑)

〜思い出〜

 多くのゲーマーが遭遇するであろう“クソゲー”、いわゆる、そのゲーマーにとって駄作に部類されるゲームがあります。もっとも、ゲームも人によって好みの差異がありますから、多くの人に喜ばれるゲームがヒット作となり、ゲーム史に名を残すようになります。
 そして、多くの人に喜ばれなかった作品が“クソゲー”となり、評価と中古価格が下落するようになります(笑)

 多くの小学生や中学生にとって、新品のゲームは高価なものだと思います。
月々のお小遣いをコツコツと貯金して、ようやく購入した面白そうなゲーム。
家に帰ってプレイしたらクソゲーだった!
 そんな、ツライ記憶をお持ちのゲーマーも多いのではないのでしょうか?(笑)

 さて、筆者が人生で初めて遭遇したクソゲーは“ばってんタヌキの大冒険”(MSX)というゲームでした。
このゲームのレビューは別の機会に記述しますのでここでは詳しく触れませんが(苦笑)、筆者の心に深い傷跡を残したゲームです。そして、この作品のソフトメーカーは“テクノソフト”であります。

 というわけで、
筆者はテクノソフトが5年間ほど大嫌いでした。
そんな大嫌いなテクノソフトを許そうと思ったのは、ゲーセンで“ハイパーデュエル”をプレイしたからです。

 ハイパーデュエルは2ボタン1レバーのシューティングゲームで、ゲームシステムはとにかく出現した敵を倒すという単純な内容です。そして、ゲームの難易度も、ある程度腕に自信があるゲーマーでしたら、数回のプレイでクリアできてしまうほど簡単です。
 ただ、ハイパーデュエルはオールクリアしても20分弱しか時間がかからないので、ゲーセンのゲームは100円で長く続けることに価値を感じるプレイヤー(笑)にはあまり好まれなかった記憶があります。


 そんなハイパーデュエルですが、筆者が過去のクソゲーの恨みを水に流し、ゲーセン基板の新品を購入してしまうほどに惚れ込んだ理由が(あくまでも個人的にですが)筆者のムナグラをワシづかみにするノリノリのBGMです(笑)
 どのくらい惚れ込んだかという、直接ゲーム基板からBGMを取り込んで、勝手に音楽MDを作成して聴きながら通学したり、ゲーセンの閉店後、インカムなどを集計している間のBGMに、基板の設定をサウンドテストモードにして、ゲーム筐体のボリュームを目いっぱい上げて、静かなゲーセンで大音量で聴いたりなど、とにかく惚れ込みました。


 ちなみに、今回転載させていただいているMIDIは“SC−88PRO”用ですので、それ以外の音源でMIDIがうまく聴けない方は、サターン版にもハイパーデュエルが移植されていますので、もし入手する機会があればそれでノリノリのMIDIを楽しみましょう!
(ただし、最近サターンのゲームはプレミア気味なので、無理に購入はお勧めしません)


>サターン版ではオリジナルの他にサターンモードがあります、そしてBGMはアレンジだ!筆者はこのためサターン版を購入したと言っても過言ではありません(笑)
>ゲームのほうは、グラフィックが綺麗に描きなおされていますが…人物キャラクターが違いすぎるような(笑)


 おそらくハイパーデュエルは、ゲームとして評価すればほとんどのプレイヤーから「?」と評価されてしまうゲームかもしれませんが、筆者的にはBGMが、そしてライトユーザー向けな(シューティングゲームが苦手な方にもお勧めできる)簡単な難易度が記憶に残る、かなり好き♪な作品です。

05/02/12

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