改造町人シュビビンマン

PCエンジン ACG 1989年 メサイヤ


〜ストーリー〜

 西暦200X年…。
地球は突如隕石に乗ってやってきた悪の宇宙帝国「亜空魔団」によって攻撃された。

 町は焦土と化し、人々は捕らえられ、奴隷のようにこき使われた。そんな地球を救うべく、下町の天才科学者・豪徳寺博士は、史上最強のサイボーグ“シュビビンマン”を設計した。
 だが、敵の首領“マザーコンピュータ”はいち早くこの計画を察知し、博士の研究所を望む隣町の山頂に要塞を構えた。一方、豪徳寺博士は一刻も早くシュビビンマンを完成させるため、優秀な人材を町で探したが、ことごとく断られた。(とーぜんのことである)

 しょうがないので、彼は近所の魚屋の青年“太助”と、女子高生“キャピ子”を半ばムリヤリに改造してしまったのだ! 
かくしてここに、2人のヒーローが誕生した。

 しかし、にわか造りの“シュビビンマン”の力だけでは、どうしても限界があった。彼らには、亜空魔団に捕らえられている人々の協力が必要だったのだ!
 
「我らが最後の砦、豪徳寺博士の研究所。そこに亜空魔団の魔手が伸びる前に奴らの要塞を叩き潰す!
  地球を救う道は、それしかない!」

 こうして地球の存亡を賭けたソーゼツな戦いの火蓋は切って落とされたのだ!!

〜ちょこっとゲームリプレイ〜


飾りっけの無いタイトル画面。ちなみに、“改造超人”ではなく“改造町人”であることが、個人的にナイス♪(笑)
“太助”または“キャピ子”のどちらかを選んでスタート! 左下のスタート地点の研究所から、右上の敵基地を目指せ!


ザコ敵を切り倒しながら進む“キャピ子”! 画面が暗転&BGMが変わるとボスが出現! でも最初の内は楽勝(笑)
ステージクリア、交番を開放! お巡りさんから“発砲許可書”をもらった!! これで“シュビビーム”が撃てるぞ♪♪


次のステージでは狭い足場!そして迫る敵!! そんな時は溜め撃ちで“シュビビーム”! なかなか強いぞ♪
ボス出現、がんばれシュビビンマン! 町を、そして地球を救うのだ!!(←なんか凄いギャップですね(笑))

〜プレイ感想〜

>現時点では少なくなった、横視点でのコミカルジャンプアクションゲームです。
>良くも悪くも、”ファミコンゲーム”を画像だけグレードアップしたような雰囲気です。
>でも何故か、個人的にゲーム性やキャラクターやBGMが好きだったりします(笑)

>当時は音声が出るゲームが少なかったので、「やったぜ!」「やったあ!」「シュビビーム!」などのSEに
>強く印象が残った人は多かったのではないでしょうか?
>どことなく、なげやりな雰囲気の完成度が、(俺的に)これまた良し(笑)

 いや〜、上記のキャプチャーが目的で久しぶりにプレイしたら、ますます懐かしくなってしまいました♪
今回は、自分と同世代のPCEユーザーならば、プレイした事が多いと思われる“改造町人シュビビンマン”をご案内します。

 シュビビンマンシリーズは、計4作(SFC版の“シュビビンマンZERO”含む)リリースされているのですが、自分が一番大好きなのは、一般的に名作とされている“シュビビンマン2”よりも、今回ご案内の“1”が一番好みです。
 本作は、(多分)“作り手が楽しみながら製作した”という雰囲気がひしひしと伝わってきます…
(だからこそ続編を製作するときに、ユーザーからキャラを募集するような『お遊び』ができたのでしょう…)

 今のゲーム機のスペックでは“ままごと遊び”のようなゲーム内容かもしれませんが、どんなにグラフィックが良くたって、プレイしていて面白くなければ×です。
 やっぱり(グラフィックや操作系など、華美な部分を省いた)シンプルな中に、ピュアな面白さがあるのかもしれません。

 久しぶりにプレイして、あらためて『ゲームの面白さとはなんなのか』考えてしまいました(笑)

01/12/22

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