けっきょく南極大冒険

ACG MSX コナミ 1984年



〜ストーリー〜

ペンギン君、スケートをはいて南極大陸一周。 
アザラシをかわし魚をキャッチ! 
さあ、めざす基地は目前だ! 

※当時のゲームは、ゲームがあってストーリーがありました。 
 最近のゲームは、ストーリーがあってゲームがあるケースが多いと思います(苦笑) 

〜ちょこっとゲームリプレイ〜 


コナミ教育シリーズ第1段! というか、各国の南極基地の場所を暗記するのが、教育と言い切っています!?(苦笑)
ゲームスタート! 制限時間以内に、決められたコースでそれぞれの南極基地を目指せ!


氷上を滑っていくと、むこうからクレパスが迫ってきたぞ! 引き付けてジャンプ、跳び越えろ!!
時折穴から飛び出す魚はボーナスポイント、なるべくキャッチ! でも、穴から顔を出すアザラシは障害物!つまずくとおっとっと!


基地が見えてきたぞ・・・、というわけで到着! ここはオーストラリアの南極基地でした!
さて、日本の南極基地はどこかな〜? ゲーム付属のマニュアルで調べてみよう!(笑)

〜思い出〜

 今回はコナミの学習ゲーム第1弾の『けっきょく南極大冒険』をご案内させていただきます。
本作品は、自宅で筆者が初めてプレイした、疑似3Dのゲームとして印象に残っています。

 ちなみに疑似3Dとは、ゲームに登場するキャラクターや背景を、画面奥から手前(自機)に近づいてくるにしたがって大きくキャラを書き換えることで、疑似的に遠近感を表現しているゲームです。
(2006年時点で全盛のポリゴン技術と異なり、距離によってキャラパターンを1つ1つ準備して表示しています)

 ようするに、ただの縦スクロールのゲームを、キャラパターンを書き換えることで3D風に表現しているもので、現時点では手間がかかる(≒ポリゴンの方が楽である)ことから、あまり使われない表現方法であります。

 また、疑似3Dは縦スクロールのゲームよりもグラフィックの描き換え頻度が多く、ハード本体の処理速度が必要ですから、当時は家庭用ゲーム機ではなく、より高性能のゲームセンター用の業務用ゲームで『スペースハリアー』(セガ)などがリリースされていたことが有名です。
 後に『体感ゲーム』と呼ばれる、セガの大型筐体物のゲームは、テーブルゲームは20円から50円のゲームセンターでも1プレイ100円のままだったので、小学生であった筆者の周囲ではなかなかプレイできなかったゲームジャンルであった記憶があります(貧)

 さて、筆者はペンギンというキャラクターは大好きです。
 本作品の発売当時は、サントリーの宣伝でペンギンのキャラクターが起用されていたこともありましたし、筆者も可愛い系に結構弱いので、このゲームを喜んで遊んでいた記憶があります。

 今このゲームをプレイすると「これで当時は夢中になっていたんだなぁ〜」と、少し淋しい気持ちになりました。
小学生だったから夢中になれたのか、それとも筆者がキャラクターに感情移入していたのか・・・

・・・もしかしたら、筆者の人生で初めてキャラ萌え購入したゲームが、これだったんでしょうか(汗)


 ちなみに、本作品の続編である『夢大陸アドベンチャー』は、ゲーム性と、そして何よりもBGM(PSG)が素晴らしく、筆者にとってMSXにおける最も面白いゲームであったりします(笑)

06/05/01

>前へ戻る


本ページの画像引用元(C)コナミ
画像・文章の転載など一切禁止します

inserted by FC2 system