（第３８本目）Ｒａｎｃｅ５Ｄ〜ひとりぼっちの女の子〜 ＲＰＧ　ＷＩＮ　アリスソフト　２００２年

本作“Ｒａｎｃｅ５Ｄ”から絵柄が変わりました……今風の絵柄で良いです（昔の絵柄も好みでしたが） いきなりダンジョンで迷子の状態！　出口を探しに行ったシィルが帰るまで暇つぶしにその辺を調べてみよう！ ようやく奴隷の魔法使いシィルが帰ってきた、でも帰り道は分からず……シィル、とりあえずお茶だ！ 絵柄が可愛くても、エロゲーならではの部分もあり！（＜でも１８禁系を掲載すると、Ｙａｈｏｏに怒られるので今回も省略！（笑）） ゲーム進行はランダム要素だけのルーレット＆サイコロで進行します……モンスターのワクに止まった！ モンスターと戦闘！サイコロを振り各キャラの行動を決めろ！（＜プレイヤーは各キャラの行動の選択をする事ができません（！）） シィルの魔法が炸裂！　でもランスはガード（汗）自分の行動が思い通りにならない事はある意味斬新かも（笑） ルーレットによって宝箱の発見！でもランスは宝箱を開けるのは苦手……シィル！　さっさと開けろ！（笑） リーチ！　同じ行動が３回続くとボーナスだ！　祈ってルーレットを廻せ〜 イベント発生！　３匹のモンスター達が花見をしているぞ……さてどうする、どうなる？？ 謎の城の奥にたどり着くと、美少女が寝ている……さぁて、ランスの行動は…！？ アドベンチャーパートではランスの行動で今後の有利〜不利が決まる。妙な選択でもランスらしい行動が“吉”！

このＨＰを当初からご存知の皆様におかれましては、筆者が作成する最近のゲームレビューは“肌色系”(≒エロゲ系)が多くなったと思いませんか？ 　自分がエロエロである事の自覚はしているのですが（笑）、それだけが原因ではありません。 　市販の家庭用ゲーム（以下“家ゲー”で記述）と比較して、エロゲーが優れている点はいくつかあります。 ○クリアが簡単 （＜殆どのエロゲは、クリアさせる事（≒エログラフィックを見せる事）を前提としているため） ○クリアした事で、プレイヤーに達成感を感じさせる (＜大抵は攻略本が無いため、自力でクリアする快感！(笑)) ○家ゲーよりも刺激的！(＜最近の家ゲーの刺激は『ホラー』『バイオレンス』が強い(稀にプラス『チラリズム』とか(笑))) 　個人的にはこんなところでしょうか？ 　もともと、ゲームといえば“子供だまし”的な部分が多くありますので、ゲームに新たな感動を見いだすためには、よほど優れたスタッフが制作したゲームでなければ、同じ大人がゲームをプレイしても面白く感じない訳です。 （分かりやすく表現すると…（ヒドイ表現ですが）…才能が劣った人間が制作したゲームは、それよりも優秀な人間がプレイをしてもつまらなく感じるという事ですか？……猛反省） 　さて、ゲーム業界という分野が出来てから２０年程経過していますが、その中で大手メーカーと呼ばれ、一般的にも認知度が高いメーカーを除き、中小規模のソフトメーカーで生き残っているのはどの位の数あるでしょう？ 　特に、エロゲーと呼ばれる成人向けジャンルでは、アニメ系エロ絵を見せるだけのシステムであれば、そこそこ販売本数が期待できるだけに、会社の新陳代謝が非常に多いと思います。（＜アダルトビデオメーカーのような雰囲気かと…（笑）） 　その中で、アリスソフトのように、２０年の歴史を持つエロゲーメーカーというのは珍しい部類に入ると思います。 その理由は、エロ絵だけでなく、ゲームシステムにもこだわった…『プレイしていてゲームとしての面白さを感じる』作品をリリースしていなければ、ここまで長期に渡ってユーザーに支持をされなかったのではないかと思います。 　ＲＰＧにありがちな、ダラダラと経験値稼ぎをしながら、時折挿入されるゲームイベントを鑑賞し、自分のパラメーターを伸ばす事によって、やがてはクリアできるようになる（時間さえ費やせばいつかはクリアできる）ゲームは、ストーリーは違えど同タイプのゲームを何本もプレイすれば、やがてゲームそのものに飽きが来てしまうと思います。 　その点、この“Ｒａｎｃｅ５Ｄ”は運のみで進行するため、ゲームの解答を知っていてもクリアできるかどうか分からない（笑）（反面、運が悪ければ、どんなに頑張ってもクリアできない（汗））という、プレイヤーの力量が関係ない要素が強いです。 　プレイヤーあまり介入ができないという、斬新なゲームシステムについて……。 この“Ｒａｎｃｅ５Ｄ”をプレイして、自分の思い通りにならないゲーム進行にストレスを感じるプレイヤーもいたかと思います。 　でもゲームは、クリア出来るか出来ないか分からないからこそ面白いのかもしれません。 　個人的には気を抜いたダラダラプレイで時間浪費すれば、いつかクリアできるのであれば、面白いＤＶＤでも見てる方が面白い＋楽で良いです（笑） 　自分がＲＰＧをあまりプレイしない原因はここにあるのかもしれません。 　自分なりのパターンを作って、クリアできる確率を高める。（＜この“Ｒａｎｃｅ５Ｄ”にもクリア率を高める攻略はあります！） パターンゲーマーと呼ばれるかもしれませんが、個人的にはそういったゲームの方が好きです。 ＞ゲームシステムが斬新だけではなく、ビジュアル的にも上質な作品である本作。加えてＢＧＭも良かったりして（笑） ＞ゲーム起動時には一番右のような画面に。このネタが分かるゲーマーはきっと筆者と年代が似ている！？（笑） 　個人的にも、エロゲーでＶＮ（ビジュアルノベル≒小説系ゲーム）以外のゲームジャンルについては、ゲームとして面白い作品は殆ど体験することは、あまりありませんでした。その中で、アリスソフトのエロゲーはゲームとして面白い部類に入ると思います。 　ある意味実験的に制作されたこの“Ｒａｎｃｅ５”、このゲームのウリは斬新なゲームシステムだけではなく、一番の特徴は定価が２８００円という事ではないでしょうか？ 　最近のエロゲーは成人層をターゲットとしている事から、販売本数が家庭用ゲーム機よりもあまり期待できない事で、採算を取るために、ソフトの定価が７０００〜９０００円の相場が多いと思います。（＜比較的所得のある層をターゲットとしている要因もあります） 　その中での低価格路線、果たして吉凶のどちらになるか（デフレ競争が業界を刺激してより良いゲームが出るか） 今後を興味深く見守っていきたいと思います。 　さて、余談です。筆者のレビューには珍しく、発売から一年も経っていないような時期に作品をレビューしています。どうしてでしょう？（＜ある意味、“栄光なき続編”というゲームレビューにはそぐわないかもしれません） 　それはある方のご意見で、『このＨＰで紹介されているゲームは中古流通でしか購入できないため、ゲームメーカーにとって直接の利益にならない』とのお話があったからです（冗談笑） 　という訳で容易に“Ｒａｎｃｅ５Ｄ”の新品購入ができる今の時期に、本レビューを作成しました。でも個人的には『メーカーの宣伝にもなるから見逃して下さい』（＜個人的メッセージ）という気持ちです（笑） 　著作権画像の取扱いは色々難しい部分もありますが、このＨＰを生暖かい目で見守ってください（ダメ？（泣））

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