(第30本目)ときめきメモリアル3 〜約束のあの場所で〜

SLG プレイステーション2 コナミ 2001年



〜何の続編?〜

 一昔前、「恋愛シミュレーションゲーム」というゲームジャンルが流行した時期がありました。
元々は、PCエンジンで発売された“ときめきメモリアル”というゲームから始まったブームだと思われます。

 本来、くされゲーマーであるのだから、有名どころはプレイすべきだったのですが、ちょっとヤバ目な知人に激しくプッシュされた事から、なんとなくオタ兄さんがハァハァするような想像(失礼!)があったので、あまり良い印象がなく、(せっかくのオススメだから)とりあえず購入はしたのに、プレイしませんでした。

 自分は当時、学校の授業中は暇なので、PCのエロゲ(笑)をやっていたせいもありますが、恋愛SLGというものはゲームを進めることで何らかのH画像が見れるエロゲから、H画像を取り除いたゲームであると印象が強かったのと、ゲームの中の電影少女とわざわざ擬似恋愛するのも、なんとなく面倒臭いということもありましたし、
(ゲームの世界まで、ねーちゃんのご機嫌を取ることに耐えられそうもなかったし)
家でゲームをするのならば、アクションゲームのほうが遥かに面白かった事が一番の理由です(笑)

 さて、そんな自分がわざわざ何故いまさら、(H画像という)ご褒美も無いような恋愛SLGをプレイするようになった原因はというと、つい最近のこと、仕事が早く終わったので、たまたま中古ゲームショップに行った時のことです。

 私は地方に住んいるので中古ゲームが安く、ふだんから何本かまとめて購入するようにしています。
何本か適当にソフトを見繕ってレジ行った時、そこに“ときめきメモリアル3”がお買得商品として乱雑に置かれています。
 そして、その値段をみてショックを受けました。
「なんで最近発売したPS2のソフトが、3DOのソフトより安いんだろう……?」



 そういえば、思い当たる節がややありました。
“ときメモ1”の時は、「このゲーム面白いからぜひお薦めするよ!ハァハァ」
“ときメモ2”の時は、「このゲームはプレミアがつくから買いこんでおいた方がいいよ!」
(←ひでえ(苦笑))

今回の“ときメモ3”は、友人知人からまったくオススメされなかったのです。
(皆いい年齢になった原因もあるでしょうけど(苦笑))

 さて、興味深々で、“ときメモ3”購入、早速家でプレイしてみました。
当然“ときメモ1”“ときメモ2”両方プレイしたことが無いどころか、恋愛シミュレーションゲームへの初挑戦です。
 自分の心情として、『初プレイは攻略本を見ない』『セーブでやり直さないと』と心に決めているので、けっこう「この選択でうまくいくのかなぁ」と、ゲーム中の選択肢にドキドキしながらプレイする事になりました!

〜ストーリー〜

 小高い丘に建つ、私立もえぎの高校・・・。 
丘のふもとに、普段の通学路とは別に、
今ではもう使われなくなった一本の旧道があります。 

 旧道の入り口にひっそりと建つのが、男社と呼ばれる古いお社。 
それは、学校裏に建つ女社と対になるようになるように建てられたと言われています。 

 そして、二つのお社を結ぶ旧道の途中に、 
素敵な言い伝えのある坂があります。 

『運命のその日、桜の舞い散る中で
 愛を誓い合った二人は永遠に結ばれる…。』 

これが、もえぎの高校に伝わる坂の伝説です。 

〜ちょこっとゲームリプレイ〜 


桜の舞い散る中、あなたは一人の女の子と出会います、それは……?
まぁ、とりあえず“高校生活”というものは、個人的に運動系に入らねばならんと思うので、硬派に野球部に入部!(笑)


高校三年間の生活を、テストや、運動会や、修学旅行など、様々な思い出を作っていくシミュレーションゲームと解釈。
そこに彼女が加われば申し分ないので、とりあえず同じクラスの相沢にデートを誘う。おし、OK!


デート前には服装チェック、冬だからこんなものかな…? というわけでショッピング街へ!
「うち、そんなのと歩きたくないわ、帰るわ」…なんだってえ!? ズボンのチャックでも開いていたのかなぁ????


相沢と数回デートするも、中々巧くいかないのでやや嫌気がさした頃、一年生の秋に知り合った橘さんと帰り道にばったり
合気道部に所属している橘さん、なんとなく話がはずむので、冗談半分にデートに誘ってみる……なんとOKですか!(驚)


ちなみに相沢との服装チェックで散々ダメ出しされたので、もう適当に野球部ルックで統一(もうヤケクソになっていました)
当然服装チェックでダメかと思いきや…橘さんは少々怪訝そうだったけど桜の舞う公園でデートしてくれました(じ〜ん)


その後も数回デートを重ね、橘さんと一緒に過ごす時間も増えていくようになりました。嫌な勉強もまた楽し♪(笑)
……ある日偶然、相沢と帰り道が一緒になったのですが……(キマズイ……)


初めてのプレイでは、知力は普通だけど、“目指せ甲子園!”という熱血野球バカになってしまいました(笑)
でも三年生の夏に甲子園に出場、そして決勝! 橘さんも応援に来たぞ! 目指せ、優勝!
(←ゲームの趣旨から外れている(笑))

〜思い出〜

 初プレイのエンディングについてはバッドエンドになりましたけど、個人的には結構面白かったです。
ところが、“ときメモ1”“ときメモ2”をやりこんだプレイヤーにとっては、知人も、ネット上の評判も、両方とも芳しくありませんでした。
 何故なんでしょうか?

前作をプレイしていない自分にとって、原因が良くわからないのでベテランに理由を伺ったところ、
○“着替えシステム”など、本編以外の要素に気をとられる要素が多すぎて、ストーリーに集中できない
○ミニゲームがウザイ(ミニゲームをがんばってアイテムゲットするのはときメモではない)
○“ポリゴン”を“2Dアニメ絵処理”したトーンレタリングが変(個人的には気になりませんでしたが)
○時間がかかりすぎる

とのお返事をいただきました。

 なるほど、と思える部分もいろいろありますが、要するに面白かった前作のシステムに
ゴタゴタと余計な部分を付け加えてしまったためにゲームが面倒臭くなってしまった
 ということなんでしょうか?

 個人的には、どうしても“橘さん”とのラブラブエンドが見たいがため、貴重な休日を2日費やしました(笑)
で、先日ハッピーエンドを見れたのですが、もうプレイするつもりはありません。
(時間かかりすぎるし(苦笑))
 結局、自分にとっても“キャラ萌えゲーム”という評価になってしまうのでしょうか?
今後は皆さんがどういう評価を下されるのか、今から非常に楽しみです。

02/05/12

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