(第27本目)ダブルターゲット

ACG MARKV セガ 1987年



〜何の続編?〜

 まだ、ゲームセンターが不良の溜まり場として認知度が高かった(笑)1986年にカルテットは発売されました。
まだ小学生だった筆者は(カツアゲなど怖かったので(今は懐かしい…))ゲームセンターではなく、デパートのゲームコーナーでよく遊んでおりました。

 その中で、ひときわ目を引いたのが、4人用の大きい筐体であった“カルテット”です。
ところが、自分はリアルタイムで“カルテット”をプレイしていません。
借りたMARKVで“ダブルターゲット”にハマり、数年後に“カルテット2”をやり込んだという、逆の順番になっています。


“カルテット”発売後、テーブル筐体用に“カルテット2”がリリースされました。ちなみに、カルテット=4人組、直訳で“4人組2”…(笑)
(「なんで“カルテット”の写真じゃないの…」)と思うかもしれませんが、筆者が未所有のためです(誰か譲ってください〜♪(冗談))

 その理由として“1プレイ100円”が厳しかった(小学生だし)というのもありますが、一番高かったのは“カルテット”の4人用筐体のコンパネ(笑)で、手は届くものの普通にプレイできるような状況ではなかったからだと思います。

 今回は、筆者と同世代のゲーマーには“カルテット”の続編としてではなく、もしかしたら本編として認識が高かったかもしれないかと思われる、“ダブルターゲット”をご案内します。

〜ストーリー〜

 太陽暦XXX年、人類は地球外に進出し、太陽系の各所にスペースコロニーを設置した。
ところが突然、エイリアンが、スペースコロニー09を侵略し始めた。

 このコロニーでは、王妃シンシアが永久の眠りについている。
そして、王妃の棺は、さまざまな装置で防護されているのだ。

 今、王妃の棺を取りもどすために、危険を覚悟で、コロニーに乗り込み、エイリアンを全滅
させなければならない。この困難な任務を遂行できるのは、マリーとエドガーだけである!

〜ちょこっとゲームリプレイ〜 


オリジナルよりも面数が減りましたが、マップが広くなり、残機制に変更されています。でも画面下の谷間に落ちると即死!
(右端の画面)“ジェットエンジン”を発見! これで地形を気にしないで進むことができるぞ!


落ちると即死の谷間も、先程入手した“ジェットエンジン”があればスイスイ♪(笑) あっ!ボス出現!!
ボスが吐き出す弾を避けつつ、ショット! 撃破すると“鍵”が出現!! ゲットしてステージクリア♪♪


MARKVで発売されたゲームの中でも、綺麗なグラフィックで構成された本作品、各ボスもカラフル(笑)
昔のセガ風のグラフィック(ファンタジーゾーン風)を思い出すゲーマーの人!……多分20代後半ですね!
(仲間〜♪)

〜思い出〜

 レビューとは外れますが、今回は久しぶりに“ダブルターゲット”をプレイしようとしたのですが、色々なアクシデントが多発しまくりました。
 まず、自分はレトロソフトは倉庫の奥にしまい込んでいるので、どのダンボールに収納したのか思い出すのにひと苦労!(でも、後の出来事に比べれば、割合簡単に見つかったのですが……)

 そして本体は発見できたものの、“MARKV”はRF端子しかTV出力がないので、ふたたび倉庫にもぐり込んで(笑)画像変換機を探したのですが……見つからない!(泣)
結局ゲームショップでRF変換機を2500円で購入、そして接続!

 で、ひっぱりだした“MARKV”が……
動かない!!(が〜ん)
他のMARKVのソフトに差し替えてみるも、画面写らず音も出ず、お亡くなりになった模様(チーン)

(↑笑い事ではない(笑))

中古ショップに行ってみると、中古の“MARKV”が25000円(!)で販売している有様……

(↑高くて買えない…)

そんなにお金持ちではないので、メガドライブ用の“メガアダプター”を4000円で譲ってもらいました。

(↑MARKVのソフトがメガドラで動作するようになるパーツ)


 で、あらためて“ダブルターゲット”をプレイしようとしたら……まったく
画面が表示されない!
ソフトを確認すると、端子部分が痛んでいたのでファミコン用のロムクリーナーで掃除、動作、OK!
(喜々)
がしかし、普通にゲームはプレイできるものの、今度は何故か画像がパソコンに巧く取り込めない……

やむを得ず、メガドラに繋いでいたX−MD1
(←メガドラの画像をRGB出力するパーツ)に、XAV−2(←RGBをS画像に変換するパーツ)9500円で購入して繋げ、ようやくパソコンに画像が取り込めました……。
(あまりにも発生するトラブルに、ムキになって散財してしまったのでありました(苦笑))

教訓「ゲーム機の手入れはちゃんとしよう(笑)」

 で、レトロゲームのパーツを探しに、ショップめぐりをした時に感じたのですが……、
ちょっと値段が高すぎませんか?

 正直、マスターシステムが40000円や、ディスクシステムが15000円で売っているような状況を見て、少し悲しくなってしまいました。
 今回紹介している“ダブルターゲット”も、店によっては10000円の値段がついているお店もありました。

俺的には、
未プレイの方には“ダブルターゲット”は10000円の価値はありません!(断言)
「値段が高いソフト」=「面白いソフト」ではない事を肝に命じておかないと、とんでも無い事になりそうです…


レトロソフトをレビューしているという事で、何件か質問のメールもいただいたのですが、改めてご案内すると、

プレイしたこともないレトロゲームを欲しがるよりも、
現在あるソフトの中で思い出のゲームを作りましょう♪


そして、面白いソフトが見つかったならば、上田にもぜひ教えてください(笑)
(公開前のページに来てもらってありがとうございます♪(ぺこり))

01/12/10

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