ＡＣＧ ＭＳＸ コナミ １９８５年
| （第１８本目）イーガー皇帝の逆襲（イーアルカンフーⅡ） ＡＣＧ ＭＳＸ コナミ １９８５年 |
～何の続編？～ |
| ゲームセンターで格闘アクションゲームとして、スマッシュヒットを放った「イーアルカンフー」。 後にファミコンに移植され、（敵は５人に減ってしまいましたが）なかなかの好評を得ました。 （当時こういうような格闘アクションゲームのファン層が「イーアルカンフー」「スパルタンＸ」「熱血硬派くにお君」の三つに分かれていた記憶があります）  やっぱりＡＣ版よりも、移植されたファミコン版の“イーアルカンフー”が一番有名だと思います！ 自分はそれほどプレイしていませんでしたが、ＡＣ版とジャンプの軌道が大きく違った事にかなり違和感がありました（笑） そして、一般的な認知度は低いものの「イーアルカンフー」はＭＳＸにも移植されておりました。 しかし、コナミのＭＳＸ開発部は移植にあきたらず、移植した同じ年の冬、ＭＳＸオリジナルの続編を発売してしまったのです！ その名も「イーガー皇帝の逆襲」（イーアルカンフーⅡ）！！ 今振り返ってみれば、ＭＳＸへ移植したゲームを、オリジナルより先にＭＳＸで続編を作ってしまう初まり（笑）であった、コナミＭＳＸ開発部の、ターニングポイントのゲームであったように思えます。 |
～ストーリー～ |
| 中国拳法の達人であった“リー”の鉄拳が、悪のチャーハン一族の強豪達を倒してから、長い年月が経とうとしていた。 拳法の道には厳しかったリーであったが、私人としては幸せな婚姻をし、一男の父となっていた。 リーは息子に自ら拳法を指導し、その息子も成人する頃には「中国拳法の達人である」との噂が広まっていた。 息子の成長を喜ぶ“リー”だったが、ある日突然破局が訪れた。 かつて成敗したはずのチャーハン一族が、首領“イーガー皇帝”のもと復活し、近隣を脅かしはじめたのだ。 そして、偶然リーの息子が家を離れていた時にチャーハン一族の襲撃があり、リーは命を落としてしまう。 イーガー皇帝は釈迦の謎を解くことによって、平和の世を乱そうとしている。 その事実を知った“リー”の息子は、ただ一人、チャーハン一族に戦いを挑む。 かつてのイーガー皇帝と同じく、父の命を奪った者への復讐を胸に誓いながら……。 ※多少ストーリーを勝手にアレンジしています（笑） |
～ちょこっとゲームリプレイ～ |
 タイトル画面。 見よ、「イーアルカンフーⅡ」のロゴを！（笑）  １人目は「毛髪術」の“イェンペイ”だ！ リーチが離れていれば、髪を伸ばして攻撃してくるぞ！！ その隙に、飛び蹴り＋ローキック連打だ！  ２人目は「扇術」の“ランファン”だ！ 蛇行する扇を放ってくるぞ！！ 接近戦に持ち込めば、相手のリーチは短い！こちらのハイキックが決まりやすいぞ！！  ３人目は「毒屁術」の“プーチン”だ！ 毒ガス（屁）に当たると動けないぞ！ 毒ガスに当たれば２～３ダメージ確定だ！ 慎重に叩き落として接近戦だ！！  ４人目は「幻術」の“ウェンフー”だ！ 空を飛びまわる仮面に注意しろ！ このステージから敵の攻撃力が１．５倍だ！ 仮面を叩き落して敵に攻撃だ！！  ５人目は「ブーメラン術」の“ウェイチン”だ！ 上中下段、最高三発の武器を放ってくるぞ！ 落ち着いて闘えばそんなに強くない！ 積極的に攻めろ！！  ６人目は「短刀術」の“メイリン”だ！ 高速で飛来する短刀を投げてくるぞ！ なんとこのステージから敵の攻撃力が２倍だ（ヒドイ）！ 女だからといって油断するな！！  ７人目は「煙幕術」の“ハンチェン”だ！ 投げてくる煙幕は避けづらいぞ！ 接近戦も強い強敵だ！ だが、こいつさえ倒せばあとは“イーガー皇帝”だけだ！ 頑張れ！！ |
～思い出～ |
| この続編、ファミコン版からの移植である前作を、巧く改良しています。例えば、 ○自分のライフが少なくなる（三ゲージ以下になる）と、急にピンチの音楽に変わり、緊迫感が募る。 ○ＣＰＵ戦に緊張感が出るように、敵の攻撃力が上がって行く。（＜１周クリアでちゃんと戻ります、ご安心を（笑）） ○一定時間無敵アイテム（ラーメン）、体力全回復（ウーロン茶）があり、どうしても倒せない相手は打開策がある ○２人で対戦プレイが出来るようになっている などなど。 現在主流の対戦格闘ゲームと大きく異なるのは、やっぱり「ガード」が無いから「待ちプレイ」が出来ないので、 「とにかく攻める」という、ストレスがたまりづらいプレイスタイルになることでしょうか。 （で、友達と対戦をプレイしていると、近距離で不毛の殴り合いになるんですよ（笑）） ゲームセンターの「イーアルカンフー」も良かったけど、自分はこの「イーガー皇帝の逆襲」が一番燃えますねぇ。 つい先程も、このページ上の画面を取り込みながら（笑）プレイしてましたけど、 やっぱり良いゲームはいつプレイしても面白いですよ～ （続編出なくてもいいから、またこういうような熱いゲームがプレイしたいです……） |
０１／０８／２６ |
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