(第6本目)ニンジャウォリアーズ アゲイン

ACG スーパーファミコン タイトー&ナツメ 1994年



〜何の続編?〜

 元祖『ニンジャウォリアーズ』は、名作『ダライアス』と同じく、アーケードの横3画面筐体でデビューしました。
(『ニンジャウォリアーズ』の発売当初は3画面筐体である事の意味なしと酷評されましたが)
そして圧倒的な世界観・サウンド・ボディソニック、そして横に長い画面で独特の雰囲気を創り出しました。


業務用では三画面用のゲームでも、コンシューマへ移植された機種では一画面です(当然!) でも、雰囲気はなかなかのモノでした…
マニアは筐体を購入しますが、筆者はそこまでの気力はありません…でも知人に三画面筐体を購入、二階まで運び上げたツワモノがいます(実話)

 時は流れて1994年、タイトー3画面筐体シリーズの続編が、なぜかSFCで発売されました。
ひとつは『ダライアスフォース』。
(「ダライアスツイン」じゃないよ!)

そして、もうひとつは『ニンジャウォリアーズ アゲイン

〜ストーリー〜

 かつて栄華を誇ったこの大国も、いまや重大な危機に直面していた。 

「独裁者バングラー」、彼はいつしかこの国の大統領の座にありつき、強力な軍隊の力をもって、
国民を制圧した。そして、人々は洗脳され、考える自由さえ失った。
 社会は荒廃し、かつての経済大国は闇に包まれた。 

 しかし、全ての光が消えたのではなかった。地下に潜り、バングラー政権に対し、抵抗を続けてきた 
「革命軍」。彼らはマルクという男のもとに集結し、起死回生をかけた作戦を実行しつつあった。

 3体のアンドロイドによるバングラーの暗殺。バングラーの軍隊と対等にわたりあえる強力なマシンの 
完成には長い年月を要したが、テスト段階で一刻を争う事態となった。

 バングラーが総力をあげて「反乱者狩り」を始めたからである。強力な正規軍に総攻撃を受けた革命軍は 
各地で敗走した。圧倒的戦力の前に革命軍はもはやなす術もなく、テストさえも行なわれないまま、
アンドロイドたちは指令を与えられた。

「政府軍を粉砕し、バングラーを暗殺せよ」

・・・・・・かくして革命軍最後の反撃が開始された。


〜ちょこっとゲームリプレイ〜


悲壮感漂うストーリー、そして綺麗なグラフィック、そこには本作品に対する愛情が感じられる。
そして、ふたたび“ウォリアーズ”達の戦いが始まる!!


平均的な”クノイチ”、パワー重視の“ニンジャ”、テクニカルな“カマイタチ”から一体を選べ!
そして、たった一体で強大な政府軍に対して戦いを挑むのだ……。


前作に比べると、ウォリアーズ達の性能は向上している、しかしそれだけプレイヤーの技量が問われる事になった。
加えて、今回も敵の攻撃をガードすることが重要になる。瞬時の判断で攻撃を見切れ!


炎上する燃料車、そして、その炎の中を“クノイチ”が進む。
その先には…………

〜思い出〜

 家庭用ゲーム機では、業務用などでヒットしたゲームで、続編が作られたゲームは多いのですが、宣伝不足なのか、はたまた客層が違うのか、ひっそりと闇に消え去ってしまったゲームが多いと思います。

 このゲームのほかにも、有名業務用ゲームの続編として、『ファイナルファイト3』や、『スプラッターハウス3』なども、ハードの末期に発売されたせいか、ひっそりと闇に消え去っていきました。

 ちなみに、この『ニンジャウォリアーズ アゲイン』はただコンテニューし続けてクリアしたのでは、たいして面白くないと思うのですが、ノーコンテニュークリアできるように攻略するのが、大変面白かったです。
(つまり、アーケードゲームみたいに遊ぶ)

 ひょっとして俺ってただのパターンづくりの攻略野郎なのかな?
でも、ゲームって楽しくクリアするのが目的だよね。いいんだよね、それで!

 で、このゲームについても前作と同じく、タイトーお得意の渋いゲーム内容と暗い世界観を継承しており、個人的には前作よりもゲーム内容は面白いと思います。

 ところが、1994年頃は大作ロールプレイングゲーム(『FFY』など)がほぼ同時期に発売されているので、スーパーファミコンでその時期に発売が重なったソフトは、ゲーム雑誌などではあまり扱われませんでした。
 このソフトも、あおりを喰らった悲惨なソフトのうちの、1本であると考えられます。

 でも、なんとなくひっそりとしていて、まさに忍者らしいといえばらしいのですが(爆)

01/03/10

>前へ戻る


本ページの画像引用元(C)タイトー&ナツメ
画像・文章の転載など一切禁止します

inserted by FC2 system